金属サイディングとは?そのメリット・デメリットも解説

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金属サイディングは近年外壁材として人気があり、優れた性能とコストパフォーマンスが高いことから注目されています。最近ではリフォーム市場での需要も増加しています。金属サイディングは具体的にどのような特徴があるのか、メリット・デメリットも合わせて解説します。
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この記事の監修者
伊藤隆康

伊藤隆康
三和ペイント株式会社
取締役役員・統括部長

住宅リフォーム業に携わり23年。営業職からマネジメント職を経て2年前より品質管理部に在籍。品質管理部として施工後の完工検査実績として28,000棟以上。顧客満足度は93%以上。お客様の大切な財産であるお住まいを『我が家を塗る』気概で向き合っております。

住宅リフォーム業に携わり23年。営業職からマネジメント職を経て2年前より品質管理部に在籍。品質管理部として施工後の完工検査実績として28,000棟以上。顧客満足度は93%以上。お客様の大切な財産であるお住まいを『我が家を塗る』気概で向き合っております。

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ガルバリウム鋼板とは

1972年にベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛・シリコンを組み合わせメッキ鋼板です。多くの建材メーカーが外壁材・屋根材として広く採用しています。ガルバリウム鋼板は軽量でデザイン性が高く、耐熱性・耐久性に優れ、金属でありながら錆びに強いのが特徴です。

また、耐用年数が長く、板金工事になくてはならない存在となっています。ガルバリウム鋼板の外壁材は「金属系サイディング」と呼ばれています。ガルバリウム鋼板の費用相場は1㎡当たり約2,500円〜5,000円程度ですが、屋根材や外壁材はバラ売りがされていないケースがほとんどです。

金属サイディングのメリット

断熱性が高い

金属サイディングは表面にメッキ塗装が施された鋼板で、芯材に断熱材が使用されています。そのため、​​窯業系などの外壁材よりも5〜6倍、モルタル外壁と比較すると50倍と、驚くほど断熱性が高くなっています。
熱伝導率は、数値が小さいほど断熱性は高くなります。窯業サイディングと金属サイディングの厚みはほぼ変わりません。外の気温に影響を受けにくいため、1年中、家の中で快適に過ごすことができるでしょう。

軽量でコストパフォーマンスが高い

金属サイディングは軽量で窯業系サイディングの約1/4、モルタル外壁の約1/10程度の重さです。軽量という特徴から、モルタルや窯業系サイディングに比べると工期が短くなり、コストパフォーマンスが高いことも人気の理由です。

耐震性が高い

金属サイディングは他の外壁材と比較して軽量なため、建物の基礎や柱、壁などの重要な箇所に負担をかけないことから地震が発生しても影響を受けにくく、建物の倒壊リスクを回避することができます。

防音性が高い

金属サイディングは、防音性が高いと言われています。特に古い外壁の上に金属サイディングを張るカバー工法を取り入れたリフォームでは二重構造となるため、より効果が期待できます。

防水性が高く、凍害に強い

窯業系サイディングは素材の特性上水分を含みやすいですが、金属サイディングは表面が金属板であるため防水性が非常に高いのが特徴です。
水分を外壁材内部に含まないため、冬場に氷点下を下回る気温の地域でも凍害に強いといった特徴があります。

金属サイディングのデメリット

錆びが発生しやすい

金属は丈夫で断熱性が高い反面、どうしても錆びが発生しやすくなります。錆び防止のために上から塗装を施しているものの、塗装の剥がれによってが錆びが発生するのです。
また、気候の影響で雨の多い地域では錆びが発生しやすくなります。

傷が付きやすい

金属サイディングは傷が付きやすい素材です。強風などの飛び石で傷が付いてしまう場合もあります。
この際についた傷によって表面の塗膜が剥がれ、金属部分が露出することで錆びが発生するなどの原因となります。
自然現象による傷だけでなく硬いブラシなどでゴシゴシ擦ることでも傷が付く恐れがあるため注意が必要です。

デザインの自由度が低い

窯業系サイディングやモルタルなどに比べると、工場で量産されている場合が多くデザインの自由度が低くなります。

金属サイディングのメンテナンス

金属サイディングは他の屋根材に比べると耐久性が高いですが、定期的なメンテナンスをすることでより長持ちさせることができます。
表面に傷がついていないか、錆びや塗膜の剥がれがおこっていないかを確認し、適切な工事をするようにしましょう。

錆び

表面の塗料が紫外線などによって劣化し、金属部分に雨水が当たると錆びが発生してしまいます。特に傷が付いた箇所に赤や白などの錆びが発生しやすいです。
また、一部に錆びが発生すると、そこから全体に広がる可能性があるため、早期にメンテナンスを行いましょう。

色褪せ(チョーキング)

金属サイディングの表面は紫外線により色褪せが生じます。劣化が進むと塗料に含まれる顔料が粉のようになって現れます。

この状態をチョーキングといい、手で表面に触れた際に粉が付きます。チョーキングは素人でも分かりやすい外壁の劣化症状で、メンテナンスが必要になりますので見つけた場合は業者に相談しましょう。

剥がれ

経年劣化により表面が剥がれてきた場合は、再塗装を行う時期です。外観も損なわれるので、塗膜の処理と再塗装を行いましょう。

金属サイディングの塗装の時期は​​一般的に築10~15年ですが、住んでいる環境などによっても変わってきます。住宅を長持ちさせるためにも、定期的な点検を行い、必要に応じてメンテナンスをすることが大切です。

金属サイディング業者の選び方

金属サイディングの外壁リフォームは、すべての工事業者ができるわけではありません。塗装業者によっては、サイディング張り替えや重ね張りができない場合もあります。

また、塗装ができない建材も存在します。屋根材ではニチハ製パミールは現在では製造中止になっていますが、アスベストを使用した屋根材になります。デメリットとして経年劣化でひび割れや剥がれなどが起きやすく塗装メンテナンスができない建材となっております。

もし同商材を使用しているお住まいの場合は、重ね張り(カバー工法)もしくは葺き替えのリフォーム工事をご提案させていただいております。

お住まいの傷みの状況やまわりの環境によってメンテナンス方法はさまざまです。「塗装」、金属サイディングの「張り替え」「重ね張り」のどれが最適なのかを判断し実行できるよう、実績が豊富かつ金属サイディングが得意な業者に依頼することが望ましいです

施工実績があれば、金属サイディングに関する専門的な知識と技術で依頼者の相談に適切な提案をしていただけるでしょう。また、現場でトラブルが起きた際も迅速な対応が可能となります。

まとめ

今回は、金属サイディングの​​メリット・デメリットを解説しました。金属サイディングは、断熱性・耐震性が高く、防音・防水にも優れています。ただし、表面が金属であるため、錆びやすく、傷が付きやすいといったデメリットもあります。とはいえ、近年、優れた性能とコストパフォーマンスの高さで人気がある外壁材です。

三和ペイントでは塗装はもちろん、金属サイディングの「張り替え」「重ね張り(カバー工法)」も対応可能です。
無料点検・無料見積もりを承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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