外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント

外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイントイメージ
住まいのイメージに大きな変化を与える外壁の塗装。色味が建物に与える効果は大きく、例えば青と黄色では印象はまったく違う物になります。しかし数年に一度の外壁の塗り替えでは、色選びで悩む人がたくさんいらっしゃいます。そこで今回の記事では、理想の住まいの外観スタイルを手に入れるために、絶対失敗したくない外壁の色選びについて学んでいきましょう。
目次
この記事の監修者
矢野友也

矢野友也
三和ペイント株式会社
品質管理部 主任

2015年新卒入社。4年間営業職として直接お客様と関わる。現在は営業経験で培ったノウハウを活かし、品質管理部主任としてお客様満足度や施工品質の向上に従事。日々お客様よりいただくアンケートすべてに目を通し、生のお声を元に社内での営業教育や施工PT教育に力をいれております。

2015年新卒入社。4年間営業職として直接お客様と関わる。現在は営業経験で培ったノウハウを活かし、品質管理部主任としてお客様満足度や施工品質の向上に従事。日々お客様よりいただくアンケートすべてに目を通し、生のお声を元に社内での営業教育や施工PT教育に力をいれております。

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外壁塗装の色選びでよくある失敗

外壁塗装の色選びは面積が広くイメージ通りにいかないこともあります。
外壁塗装で実際失敗したと感じた人は、どんな不満を抱えているのでしょうか。

色選びは見た目を大きく左右するポイントですので、あらかじめ知っておきたい外壁塗装の失敗事例を確認しておきましょう。

汚れが目立つ

せっかく外壁を塗装したのに、すぐに汚れが目立ちはじめるのはとても残念です。外壁の色を選ぶときには、汚れが目立つ色、目立たない色があることを知っておきましょう。

白色は清潔感を感じる人気の外壁色です。しかし、壁全体が明るくなるため汚れがすぐに目に付きやすい色といえます。
そう考えると、外壁塗装後の清々しい外観を保ちにくい、塗り替えによるメンテナンスコストがかかる色です。

また、同じく人気の色の中では、黒も汚れが目立ちやすい色です。
砂やほこり、年を経て生える苔などの色が黒板に書いたかのように目立ってきます。

その他にも、赤や黄色などで彩度が高い鮮やかな原色も目立ちやすいことを事前に知っておく必要があります。
紫外線の影響を受けやすい原色系の色は、色褪せや劣化を起こしやすい外壁色です。
そのため、汚れが付着しやすく目立ちやすいデメリットがあります。

色が合わない

外壁の色選びでよくある失敗が、玄関や屋根、外構と合わない色を選んでしまうことです。

家の外観はトータルで配色を考えなければいけません。
既存の門扉や玄関ドア、窓枠の色などとの相性を考えるのはとても重要なポイントです。
住宅全体のデザインも外壁の色選びで気をつけたい大切な要素です。

モダンな外観の色にナチュラルなアースカラーを持ってくると、ちぐはぐな印象になってしまうこともあります。

その他にも、街並みにそぐわない色を選んでしまって近所から浮いたイメージになったなど、周囲に合わない色を選んでしまって後悔しないようにしましょう。

色褪せてしまった

外壁が色褪せる原因は大きく分けて2つあります。

一つは、顔料中の化合物の結合が破壊されて色合いが変化する場合です。
塗料の色のもとは顔料です。
太陽光にさらされる外壁塗料は、紫外線の影響を受けると顔料の化合物が壊れて「色褪せ」を起こします。

二つ目の原因は、塗料が酸性雨などの影響を受けて化学反応を起こし変色する場合です。
外壁の色には色褪せしにくい色があります。
どんな色でも外的要因でいつかは色褪せてしまいますが、少しでも塗装後の綺麗な外観を保ちたい場合は、色褪せしにくい色を選びましょう。

特に色褪せしやすい色は原色系の赤や黄色です。反対に色褪せしにくい色は無彩色の白や黒があげられます。

もちろん、日当たりや天候などによっては色褪せしづらい可能性もありますが、そのまま放置しておけばいつかは色褪せてしまう可能性があります。

外壁塗装で失敗しないためには外壁に詳しいプロによる点検を行い適切なアドバイスをもらうのがおすすめです。
三和ペイントでは細部まで無料で点検を行い、報告書を作成。報告書を基に家族皆様でご相談できるためたいへん好評です。

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外壁塗装の色選びで失敗しないためのコツ

外壁の塗装は10年に一度の大きなリフォーム工事です。
しかも色選びは住み続ける家の印象を大きく変えるため、慎重に考える必要があります。

ネット上で簡単に配色をシミュレーションできるサイトや、実際の質感を確かめる色板サンプルや試験塗りなど、色選びで失敗しないために取り入れたいコツをご紹介します。

試験塗りで事前に確認する

外壁の色選びで一番イメージを持ちやすいのが、何といっても試験塗りです。

カラーシミュレーションは簡単に配色を確かめられますが、どうしても平板な印象で質感が伝わりづらいデメリットがあります。
また、色見本帳やカラーサンプルは面積が狭く、天候で見え方が左右されるので、住宅の外壁塗装ではサンプルとの色の明るさが大きく異なる場合が出てきます。

実際の住宅の外壁へ塗料を試し塗りするときには、ぜひ日向と日陰へ塗装してもらいましょう。
同じ塗料を塗っても、日向では明るい印象に、日陰では暗いイメージになりがちです。
さらに、試し塗りの後は晴れた日や雨の日など天候の変化や、昼間と夜間の見え方の違いも確認するのがおすすめです。

試験塗りで確認すると、色選びの失敗が一番少ないといわれているため、色を決める際には出来れば試験塗りを行ないましょう。

色見本帳、カラーサンプルで確認する

色見本帳とは、厚紙などに実際に塗装する際に使用する塗料が塗られているものです。
よく使用される色見本帳には大きく分けて2種類あります。

一つめは塗料メーカーがそれぞれ作成している色見本帳、二つめは「日本塗料工業会」作成の色見本帳です。
使用する塗料メーカーが決まっている場合や、塗装業者から提案をうけるときには、一つめのメーカーが作成した独自の色見本帳で質感も確認するのがおすすめです。

インターネットで色見本帳やカラーサンプルを販売しているサイトもありますが、廃番になっている色など変更があり、最新のものではない場合も考えられます。
やはり、塗料メーカーへ直接問い合わせるか、または塗装業者に依頼して取り寄せる方が安心です。

二つめの日本塗料工業会が発行している色見本帳は、全国で共通する色番号がわかるのが特徴です。
日本塗料工業会のサイトから販売されています。
しかし、外壁には不向きな色や塗料メーカーで作っていない色も掲載されています。

カラーシミュレーションを試してみる

外壁塗装後の色やイメージを画面上で確認できるカラーシミュレーションは、とても便利で人気があるシステムです。さまざまなスタイルの住宅の中から画像を選び、好みの色を選択するだけの簡単操作で塗装後の見え方を確認できます。
塗料メーカーや外壁塗装業者のホームページで利用できる場合が多いです。

カラーシミュレーションを利用するときに気をつけたい点は、塗料のくわしい質感が伝わりにくいところです。
他の方法と組み合わせて色選びを進めていきましょう。

三和ペイントでは、外壁材別にモルタルとサイディングでの無料カラーシミュレーションページを公開中です。
屋根や門などの外構との色合わせも大切にしたいポイント。ぜひお試しください。

\お好みの色を選んで仕上がりをイメージ!/

カラーシミュレーションをしてみる

過去の塗装事例を見せてもらう

外壁塗装業者の公式ホームページでは、施工事例が掲載されていることが多いです。いろんな事例を見ることで、外装がどんな感じになるのか、色選びのイメージもしやすくなるでしょう。
施工事例が多い塗装業者には、外観を見学できる現場や過去の物件を見せてもらえるか聞いてみるのもおすすめです。

三和ペイントでは、外壁や屋根の豊富な塗装施工事例をデータベース化して公開しています。使用した塗料の色や、建物の種類、塗装前のお悩みから検索することも可能です。

>施工事例はこちら

外壁塗装の色の決め方

外壁塗装の失敗例や失敗しないコツをつかんだら、いよいよ色の決め方のポイントを学んでいきましょう。こちらの4つのポイントを押さえると、外壁塗装の色選びがよりいっそうスムーズに進むこと間違いありません。理想の住まいの実現へ向けてしっかりとポイントを押さえましょう。

同系色で統一する

外壁塗装では1階と2階の色を分けたり、縦方向に塗り分けたりと複数の色を使うことがあります。
そのときに注意したいのが、同系色で統一することです。

同系色で統一すると、まとまりが出やすく上質な印象を与えられます。
色相やトーンがまったく異なる色同士を組み合わせると、お店のロゴや看板のようなとても目立つイメージになります。

インパクトがある色使いはおしゃれですが、毎日過ごす住宅の外壁にはあまり向いていません。
ベースカラーをまず決めて、同系色のカラーサンプルから塗り分けたい部分に合う近くの色を選ぶのがおすすめです。

無難な色を選ぶ

外壁の色選びで迷ったときには、家のスタイルに合う無難な色を選びましょう。無難な色とは、ある意味人気のある飽きがこない色ともいえます。外壁塗装は数年に一度のリフォーム工事です。次回の塗装まで違和感や飽きがこない色を選ぶのはとてもおすすめです。

たとえば、シンプルでほっとする印象から周りに溶け込みやすいベージュや、もっとも汚れが目立ちにくいとされるグレーをベースに持ってくると、屋根や外構、窓枠の色とも調和を取りやすいでしょう。また、街並みにも溶け込みやすくしっくりくる外壁カラーです。

多数の色を使わない

外壁塗装の色選びで必ず覚えておきたいのは、何色も使わず、色の数を絞ることです。
お気に入りの色で塗り分けたいと考えても、3色以上使うと目から入ってくる情報が多くなり、バラバラな印象になる傾向にあります。
色選びではまず3色以内にすることを意識するようにしましょう。

色を選ぶときには「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」という言葉を覚えておくと便利です。
カラーコーディネートやインテリアコーディネートの基本的な考え方では、ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%がもっともおしゃれな割合とされています。

住まい全体の色を考えると、屋根がアソートカラーになる場合も考えられます。
周りとの調和がとれていて屋根とも同系色なベースカラーを使う場合は、アソートカラーを使って上下や縦方向で色を分けるのもおすすめです。

周りの景観に馴染む色を選ぶ

家の外観やスタイルに合ったお気に入りの色が絞り込めたら、ぜひ一度街並みを眺めながら近所を散歩してみることをおすすめします。

リフォーム工事を計画するときには、どうしても自分の家に注目しがちで視野が狭くなっていることが考えられるからです。
近隣の家とのバランスを見るときには、自宅の全体像も目に入ります。
屋根や窓枠、外構の色と外壁の色が合っているのかも確認できます。

街並みとの調和が取れた外観づくりは、外壁塗装を考えるうえでとても大切な要素です。
グリーンが多い落ち着いた住宅街では、ナチュラルなカラーにすると悪目立ちしません。

車が多く行きかう道路沿いの住宅では、汚れが目立ちにくい色を選ぶとメンテナンスコストが下がります。

このようにして、周りの景観や環境と住まいの外壁相性色のもしっかりと確認するようにしましょう。

サッシや玄関ドアの色から選ぶ

繰り返しになりますが、家の外観の印象は外壁だけでなく、屋根や外構、窓枠などのトータルなイメージで決まります。
モダンな外観スタイルにあこがれていても、茶系の窓枠や玄関ドアであれば実現するのは少しハードルが高いかもしれません。

逆に、サッシの色がブラックであれば、ナチュラルなベージュやブラウンを使用しても暗めの仕上がりになりがちです。
既存の屋根やサッシ、玄関ドアと調和がとれる色を中心に選んでみてはいかがでしょうか。

外壁塗装の色選びで人気の配色パターンと事例写真

【上下2色の人気配色パターン】
街並みに溶け込んだ洋風の落ち着いた住宅。外壁には上下2色(ツートンカラー)の人気配色パターンを取り入れています。1階部分は重厚感を感じるダークグレーに塗装、2階部分はしっかりとメリハリをつけて明るいベージュに塗り分けられています。窓枠や雨戸ともしっかりと馴染んでいる大人な雰囲気の色選びです。

上下2色の人気配色パターン

【縦方向の人気配色パターン】
やさしい印象のベージュ系のベースカラーと温かみを感じるブラウンで、縦方向に塗り分けた事例をご紹介しましょう。玄関ドア周りもアクセントになるようにブラウンで塗られているのがとてもおしゃれです。破風板のホワイトがよりいっそう清潔感を演出してくれています。

縦方向の人気配色パターン

【単色でお気に入りの色に塗り直した配色パターン】
白いサッシがおしゃれな洋風の住宅は、外壁塗装でガラリと印象を替える仕上がりになっています。どこか全体的にぼやけた雰囲気だった外観が、赤紫のグレイッシュトーンで塗装されてシックでとても落ち着きのあるイメージになりました。また、白いサッシが濃い外壁の色から際立っていてすっきりと見えます。

単色でお気に入りの色に塗り直した配色パターン

まとめ

10年に1回のメンテナンスである外壁塗装は、美観回復と防水性強化する以外にも外観イメージを変えるリフォーム工事となります。
決めなければいけないことがたくさんある中で、外壁の色選びは特にこだわりの強いポイントになるでしょう。

なかなかイメージが湧かないときには、カラーシミュレーションや実際の施工事例を見せてもらうのも参考になります。

三和ペイントでは豊富な実績から的確な色選びのアドバイスを行っております。外壁の色選びに迷われた際には、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。
無料の現地診断見積もりでは、お客様の条件と似た施工事例をまとめてご紹介いたします。

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