屋根の形状ごとの特徴を紹介!リフォームでかかる費用相場はいくら?

屋根の形状ごとの特徴を紹介!リフォームでかかる費用相場はいくら?イメージ
この記事では日本でポピュラーな屋根の形について解説しています。紹介するのは代表的な8種類で、それぞれのメリットやデメリットと併せ、リフォーム時の費用相場についても言及しています。ご自宅の屋根をリフォームする際に参考にしてください。
目次
この記事の監修者
矢野友也

矢野友也
三和ペイント株式会社
品質管理部 主任

2015年新卒入社。4年間営業職として直接お客様と関わる。現在は営業経験で培ったノウハウを活かし、品質管理部主任としてお客様満足度や施工品質の向上に従事。日々お客様よりいただくアンケートすべてに目を通し、生のお声を元に社内での営業教育や施工PT教育に力をいれております。

2015年新卒入社。4年間営業職として直接お客様と関わる。現在は営業経験で培ったノウハウを活かし、品質管理部主任としてお客様満足度や施工品質の向上に従事。日々お客様よりいただくアンケートすべてに目を通し、生のお声を元に社内での営業教育や施工PT教育に力をいれております。

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日本には和風や洋風、さまざまな住宅があるので、それにともなう屋根の形もさまざまです。
それぞれの屋根がもつ特徴や魅力を紹介していきます。
また、リフォームや修理を行う際には屋根の種類によって費用が異なります。
初期費用のみならず、メンテナンス性も考えてリフォームを行いましょう。

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屋根の形8種類の特徴を紹介

外壁 おしゃれ▲意匠性の高いデザイン同士を組み合わせた屋根も

日本の家屋に使用される代表的な屋根の形は大きく8種類あります。
いずれもその形状や性能によってメリットとデメリットがあるので、リフォーム前に特徴を把握しておくことは重要です。

切妻(きりづま)屋根の特徴

非常にスタンダードな形状の屋根です。
きれいに二つ折りしたようなデザインが特徴で、日本でも多くの家屋で採用されています。
最大のメリットは性能で、「雨水を排水しやすい」点でしょう。
屋根全体が傾斜になっているので、雨水が一カ所にとどまりません。
雨が降ってもある程度の量がたまってしまう前に、下へと流れていく仕組みです。

一方、デメリットは「無個性」である点が挙げられます。
そもそも、切妻は多くの家に用いられているので、他の住宅と差別化が図りにくいデザインと言えます。
住宅街では、ほかの住宅に埋もれやすいでしょう。
また、デザイン性の低い形状であるため、手を加えることが難しいと言えます。
いわゆる「デザイン住宅」に住みたいのであれば、不向きな屋根です。

片流れ屋根の特徴

大きな平面が斜めに傾いているタイプの屋根です。
日本家屋と比べれば、どちらかというと西洋家屋に多い形状です。
片流れ屋根の魅力は、スマートなビジュアルではないでしょうか。
シンプルな構造なので、建築の手間があまりかかりません。
その結果、優れた見た目にもかかわらず、低価格で取引されています。

ただし、排水のために屋根勾配が必要になる点はデメリットです。
屋根に勾配をつけてしまうことで、「アンテナ工事が大変」「その下のスペースを活用しにくい」といった問題が発生してしまいます。
生活における実用性はそれほど高くないと言えるでしょう。

寄棟屋根の特徴

勾配がある4つの面が組み合わさってできている屋根です。
最上部に地上と水平になる大棟と呼ばれる部分があり、大棟に対して勾配がある4面を隅棟と呼びます。
安定感があり、デザイン性も決して低くはありません。
和洋関係なく、世界中で人気のある形の屋根です。

寄棟屋根がもつ最大のメリットは、どの方向からも日差しと雨を防げる点にあります。
どの部屋で過ごしていても、変わらない快適性を保つことが可能です。
また、屋根を4面から支えていることから高い耐風性を誇ります。

ただし、4面になることで面積が増え、メンテナンス費用がかかりやすい点はデメリットです。
また、太陽光パネルの設置数に制限があります。
もしも、太陽光発電の導入を考えているのなら、十分なエネルギーをまかなえるのか、事前に確認しておくことが大事です。

方形(ほうぎょう)屋根の特徴

ピラミッドのような形で、頂点の棟がない屋根です。
上空から見下ろすと正方形に見えるのが特徴です。
形のバランスもよく、安定感があります。

水はけもよいので、比較的人気のあるデザインだと言えるでしょう。
日本では、古くからお寺などの建造物でも取り入れられてきた形状です。

その一方で、中心点の「かき合い」がないのはデメリットです。
決して耐久力が高いわけではなく、わずかな衝撃で揺らいでしまいかねません。
耐震性を考えると、あまり優れているとは言えません。
また、屋根が三角形であるため、太陽光パネルの設置は困難です。

入母屋(いりもや)屋根の特徴

切妻式の屋根と寄棟式の屋根を組み合わせたようなデザインの屋根です。
大型のひさしが四周にあり、独特のフォルムであることがわかると思います。
和風住宅にマッチする屋根として、日本では古くから愛されてきました。
特に、瓦葺きの屋根との相性は抜群です。

メリットは通気性、耐風性がしっかりと確保できている点でしょう。

デメリットは、構造が複雑でありそれほど頑丈ではない点です。
台風や地震といった災害には強くありません。
そのうえ、防水上の懸念点がいくつかあり、ほかの屋根に比べて雨漏りの危険性が高い点も挙げられます。
水はけもそれほど良くなく、大雨が多い地域では慎重に選ぶ必要があります。

陸屋根の特徴

屋根に勾配がほとんどない平面状の屋根を指します。
平らなデザインが陸のように見えるため、この名がつきました。
そのため、正面から見たときに、家全体が大きな立方体に見えます。
メリットは、屋上スペースができることです。
洗濯物を干したり、子供と遊んだりするのに最適です。

また、屋上を庭の代わりにし、ガーデニングを楽しむのもよいでしょう。
積雪地帯では、屋根が平面であるため落雪の心配がなく、雪かきをほとんど行わなくて済むことから、フラットルーフ式無落雪屋根とも呼ばれます。

デメリットは、屋根に傾斜がないため水はけがよくありません。
水がたまり続けることで屋根の耐久性が落ち、雨漏りの危険があります。
また、太陽光パネルの設置には角度をつける追加工事が必要です。

招き屋根の特徴

切妻屋根と片流れ屋根の特徴を併せもった屋根です。
差し掛け屋根の一種で、切妻屋根の片側が長く、もう片側が短いものを招き屋根といいます。
その形状が、「おいでおいで」と手招きしているようなので、この名前になりました。
デザインに個性を加えたいときにおすすめです。

耐風性に優れており、耐久性は高いと言えます。
日本は台風の多い国だけに、安全策としてもおすすめです。

デメリットは、複雑な形のため、屋根と屋根がぶつかる境界線に雨が溜まりやすいことです。
その結果、瓦や下地を痛めやすいと言えます。定期的なメンテナンスが必要です。

はかま腰屋根の特徴

切妻屋根をベースにしながら、頂上までの間に、寄棟屋根のような屋根面が取り付けられた屋根をはかま腰屋根といいます。
人間がはかまをはいているように見えることから、こう呼ばれるようになりました。
道路斜線制限や、建築基準法の高さ制限に対策できる点はメリットと言えるでしょう。
また、洋風の建物に似合う建築方法としても知られています。

デメリットは、複雑な形状であるために切妻屋根よりも雨漏りリスクが高いことです。
そのため、定期的なメンテナンス費用はしっかり想定しておくべきでしょう。

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形状変更のリフォームでかかる費用相場

屋根修繕▲屋根のリフォームは家が与える印象が大きく変わります

屋根の形を変更するリフォームの費用相場 は約300万〜600万円です。
屋根の形状、作業内容がはっきりと分かれば、予算の幅をさらに絞り込めます。

切妻屋根への変更 約400万円〜500万円
寄棟屋根への変更 約500万円〜600万円
片流れ屋根への変更 約300万円〜500万円
陸屋根への変更 約300万円〜450万円

屋根の形状を変えず、勾配を調整するという方法もあります。
屋根の勾配を変更するには約200万円〜600万円の費用がかかります。
急勾配の屋根に変更する場合も同様です。

また、屋根のリフォームでは、屋根の形状だけでなく塗装も大切です。
屋根の塗料はビジュアルだけでなく、雨や日差しなどを防ぐためにも重要な要素です。
定期的に塗り替えないと、屋根の強度は下がってしまいます。

屋根塗装の相場は、屋根の種類や大きさにも左右されますが約25万円~40万円です。
また、塗料の種類によっても費用が変わります。
以下に1缶あたりの塗料代の相場を掲示します。参考にしてください。

素材 耐用年数 価格
アクリル 約3年未満 5,000~10,000円
ウレタン 約3~5年 5,000~15,000円
シリコン 約5~8年 15,000~40,000円
フッ素 約7~10年 40,000~80,000円
無機 約10~15年 50,000~120,000円
光触媒 約10~15年 50,000~100,000円

住宅を建てるうえで、屋根の選択は非常に重要です。
また、リフォームで屋根の形を変更することも考えられます。
例えば、和風の住宅を洋風に改築するのであれば、屋根がそのままだと違和感が残ってしまうかもしれません。
家に適した屋根を手に入れるためには、形状ごとの特徴をしっかり把握して伝えなくてはいけません。
また、それぞれにかかってくる費用も把握しておくことが大切です。
いざ工事が始まってから、「思っていたよりも費用がかかってしまった」と驚かないように、あらかじめ自分で調べておきましょう。

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