【2024年版】屋根修理の費用相場 見積もりが適正かをチェックする方法も解説

【2024年版】屋根修理の費用相場 見積もりが適正かをチェックする方法も解説イメージ
屋根修理の費用相場と、火災保険でカバーできる保証内容や、地域により利用可能な補助金制度についての記事です。屋根のメンテナンス方法として、屋根塗装、葺き替えなどについても解説。節約できるポイント、そしてよい施工業者の見分け方もチェックしてください。
目次
この記事の監修者
伊藤隆康

伊藤隆康
三和ペイント株式会社
取締役役員・統括部長

住宅リフォーム業に携わり23年。営業職からマネジメント職を経て2年前より品質管理部に在籍。品質管理部として施工後の完工検査実績として28,000棟以上。顧客満足度は93%以上。お客様の大切な財産であるお住まいを『我が家を塗る』気概で向き合っております。

住宅リフォーム業に携わり23年。営業職からマネジメント職を経て2年前より品質管理部に在籍。品質管理部として施工後の完工検査実績として28,000棟以上。顧客満足度は93%以上。お客様の大切な財産であるお住まいを『我が家を塗る』気概で向き合っております。

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雨漏り、台風などの災害による破損や、見た目としてきれいにしたい、など、屋根の修理を検討される際に参考になる記事です。
屋根の修理は、自分で行うのが難しい一方で、業者に頼むとどうしても費用は高額になります。
その額は相場見合っているのか、また見積書の確認するべき点についても解説します。

屋根を修理するときの費用相場

屋根の修理にはいろいろな方法があります。ここではその方法と、費用相場について解説します。

雨樋の修理

「雨樋(あまどい)」とは、軒先(屋根のおわりの部分)に取り付ける部材で、主に雨水を下に流す役目を担っています。屋根についている、竹を半分に割ったような形状のもの、というと思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

雨樋は屋根のなかでも重要な役割をしているので定期的なメンテナンスが必要です。よく起こる不具合は、雨水と一緒に流れてきたゴミが詰まってしまう、部材のつなぎ目に隙間ができてしまう、突風や積雪による破損してしまう、そして紫外線や太陽熱による経年劣化です。修理費の相場は、部品交換のみなら1mあたり3000~5000円前後雨樋の継ぎ手を補修する場合は5000~2万円雨樋全体の修理は15万円からです。

全体の修理費が高くなる原因は、足場の架設が必要になるためです。高所で作業する場合には安全な足場の架設が法律で義務付けられているので、材料費のみだけでなく、足場代や人件費などの費用はどうしても発生します。

しかし、不具合を発見した場合には早急に業者に修理・交換をお願いしたほうがよいでしょう。放置してしまうと雨漏りの原因になり、家屋全体の破損へつながる場合もあるからです。

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コーキング修理

「コーキング」とは、目地を埋めたり、ひび割れを補修したりするゴム状の素材です。雨漏りがおきた場合に比較的多く用いられるものに、穴(すき間)の箇所をコーキングで埋めて直す修理方法があります。屋根から雨漏りしている場合、台風の被害などわかりやすい穴であれば目視で見つかりますが、劣化したすき間から少量が漏れ出てくるケースも多く、その場合は劣化箇所を見つけるのは容易ではありません。

専門業者に依頼すると赤外線を使用して劣化箇所の特定検査を行う場合もあります。修理する箇所が見つかったらコーキングですき間を埋めて塞ぎます。ただしこの際、事前に修理箇所を高圧洗浄してきれいにしておかないと、すぐにコーキングは剥がれてしまいます。

屋根のコーキング補修にかかる費用の相場は、DIYであれば1〜10万円ほどです。軽度の劣化や少量の雨漏りであればDIYで直せるケースもあります。劣化箇所が多い場合は業者に依頼するのがよいでしょう。業者に依頼した場合の目安額は15〜30万円ほどです。この場合も高所作業になるため、足場の架設は必要です。

>三和ペイントの足場の架設について詳しく知りたい方はこちら

屋根の塗装

屋根の塗装を行うタイミングは、平均約8年で、長くても13~15年以内に行うのがよいとされています。屋根材にはいろいろな種類があり素材によって塗り替え時期が異なります。目安としては、スレート屋根は8年~10年ごと、ガルバリウム鋼板(金属屋根)は10~15年ごと、セメント瓦は8年~10年ごとです。外壁塗装の目安は10~15年ほどなので、屋根のほうが短いサイクルでの塗装が必要ということになります。

屋根は日光に晒される時間も長く、雨雪の影響を受けやすいため劣化が早いからです。屋根塗装の費用は40万~50万円ほどが相場です。坪数ベースでの目安は30坪で32~52万円50坪の場合は56万円~73万円です。(家屋の形状や劣化状況により異なります。)屋根の塗装には、劣化を防ぐという大切な役目があります。雨漏りの起きたあとでは、補修が高額になる場合もあります。そのため、屋根塗装と同時に防水面もメンテナンスしておくと、長い目で見ればコストを抑えられるためおすすめです。

屋根材の葺き替え

屋根材を一度すべて剥がして、新しい屋根材に張り替えることを屋根材の「葺き替え」と呼びます。例えば、台風で屋根の瓦が破損してしまった場合などは新しい瓦に葺き替える必要があります。葺き替えのメリットは一度、屋根を取り外す際に内部の確認ができる点です。下地や防水シートの破損などが見つかる場合もあり、しっかりとメンテナンス可能です。

また既存の屋根が瓦で、新しく軽い素材に葺き替える場合、屋根が軽量化されることで耐震性の向上も期待できます。屋根材の葺き替え費用の相場は、瓦から瓦への交換で100〜266万円瓦からスレートへの交換で70〜200万円瓦からガルバリウム鋼板への交換で80〜210万円です。これと別に足場費用が10~40万円かかる場合もあります。

カバー工法(重ね葺き)

葺き替えと似ていつつ、少し違う手法が「カバー工法」という修理方法です。葺き替えは一度すべて屋根材を取り除くのに対して、カバー工法は上から新たな素材を被せて補修をします。カバー工法に向いているケースは、既存の屋根が比較的新しく劣化の心配が少ない場合、または2004年以前に製造されたスレート屋根で、アスベストを含有している可能性がある場合です。

アスベスト含有の可能性がある屋根を取り除くときには、多額の費用がかかります。そこで、上から新たに覆ってしまうカバー工法が、適しているのです。また劣化の心配が少ない屋根であれば、取り外しのコストがない分、葺き替えよりは低価格・短期間で修理ができます。屋根の材質にもよりますが、カバー工法の費用の相場は60~250万円です。

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火災保険や補助金について知っておこう

屋根リフォームの際に利用できる制度についてご紹介します。保険や制度を上手に活用して屋根のメンテナンスを行いましょう。

加入している保険内容をチェック

新築の場合はほとんどの方が加入している火災保険ですが、実は火災以外にもさまざまな特約がついているケースも多いです。自己負担で修理をしたけど、保険適用の対象だったというケースもあります。ご自身の保険証書や約款を確認してみてください。火災保険の場合、風災、雹災、雪災だと保険金がもらえることもあります

「風災」は文字通り、風による被害で、代表的なものは台風による瓦の破損などです。「雹災」は雹(ひょう)の大きな塊で屋根に穴が開いてしまった場合などに適用され、「雪災」では雪の重みで雨樋の部品などが壊れた場合に適用されます。

しかし、条件により適用外の場合もあるので、事前に契約書をよく確認しておくことが必要です。またリフォーム会社のなかには、「保険金が必ず下りるから」と言いつつ、費用面をうやむやにしたまま契約させる業者もいるので、十分注意してください。

補助金・助成金について

屋根のリフォームの際に、助成金・補助金を申請し、自己負担を減らせる場合もあります。基本的には、太陽光パネルを設置して省エネに努める「省エネリフォーム」、基準値以下の住宅が耐震性能を向上する場合に行う「耐震リフォーム」、のどちらかに該当すれば、申請可能です。また各地域の自治体単位でもさまざまな補助金制度があります。

東京都の例だと、「高断熱窓導入促進事業」を対象とした省エネリフォームの補助金があり、省エネルギー対策に関する工事の一環として、太陽光パネル設置に対して補助金を申請できます。戸建てあたりの補助は、上限24万円で、機器と工事費用の約33%に相当する補助金を受け取れます。

見積もりが適正かをチェックする方法

屋根修理の際には事前に見積もりをとって内容をよく確認してから業者に依頼をしましょう。見積もりをお願いする際の注意点をいくつか挙げます。

押さえておきたい3つのポイント

1.現地に足を運んで見積もりをしてくれる業者を選びましょう。
→簡易的な自動見積もりフォームでは正確な金額を出すことは不可能です。
必ず実際に見に来てくれる業者を選びましょう。

2.できれば3社以上の見積もりを取り比較しましょう。
→3社分の見積もりをそろえると、平均的な価格が予測しやすくなります。

3.事前におおまかな部位ごとの費用をリサーチしておきましょう。
→一般的な相場をあらかじめネット等で確認しておくことで、妥当な見積もり金額かを判断しやすいです。

項目ごとにしっかり確認を

見積書には「工事一式」などではなく、きちんと個々の項目が記載されているかを確認しましょう。屋根塗装まで含めた工事の場合、塗装費用、足場費用、養生、洗浄、下地処理、上塗り1回、2回とそれぞれの項目ごとに金額が記載されている見積書を作成してもらい、それぞれの金額を確認するとよいです。見積書を制作してもらうと、金額だけでなく作業工程もどのように進むのかイメージしやすいです。

葺き替えの場合も、屋根の素材により価格は変わるので、屋根材による費用の違いや、工程についても見積書で確認しましょう。

いずれの場合も、不安な点やわかりにくいことがあれば、納得いくまで何度でも質問してください。親身になって説明してくれる業者であれば安心できますね。

逆に避けたほうがよい業者は、説明があいまいであったり、項目が適当で正確に欠けていたりします。まれに訪問営業で、「リフォームをしませんか」と向こうから見積もりを出される場合があります。しかし一般家庭へ飛び込み営業を行う優良企業は少ないので、そういった業者には慎重に対応してください。

屋根の修理は、屋根塗装やほかのリフォームと合わせて行うことで、架設した足場を最大限利用でき、費用節約になります。まとめて施工することで近隣住宅への負担も減るメリットもあります。助成金・補助金制度を活用すれば、さらなる節約も可能です。

信頼できる業者にしっかりと相談して、住まいにあう最適なリフォームを行いましょう。

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