
外壁塗装を依頼したくても、初めての方でなくともどこに相談すれば良いかがわからず、お悩みの方は少なくないでしょう。
優良業者・悪徳業者を見極めることなく契約に進む行為は、大きな失敗を招いてしまうリスクがあります。
そこで今回は、家の外壁塗装を行う業者の主な種類と特徴、優良業者を見つけるコツについてご紹介します。
大切な住まいを理想の状態によみがえらせる優良業者と出会うための基礎知識として、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装における優良業者とは?どんな業者がおすすめ?
▲丁寧な仕事をしてくれる職人や塗装屋に依頼したいです
外壁塗装における優良業者とは、質の高い仕事を適正価格でこなし、充実したアフターフォロー体制を持つ業者です。
外壁塗装には高所作業などの危険な作業を伴うケースもあるため、十分な安全対策による危機管理ができることも、優良業者の特徴に該当すると言えます。
さらに、外壁塗装は高額な費用を要することも多いからこそ、見積もりの明確さも大切なポイントです。
外壁の劣化箇所の写真や動画をもとに、必要な作業内容をわかりやすく説明し、項目別の見積もりを提示してくれる業者は信頼できます。
優良業者であるかどうかを見極めるためには、施工価格の妥当性やアフターフォロー体制、危機管理意識や見積もりの明確さなどを考慮し、総合的な判断を行わなくてはなりません。
一部の情報のみを理由に契約先を決めることは、業者選びの失敗を招く原因となります。
これからご紹介する内容を参考に、さまざまな観点から外壁塗装業者の信頼度を見極め、契約を結ぶことをおすすめします。
外壁塗装業者にはどのような業態がある?タイプ別に解説
一口に外壁塗装業者といっても、さまざまな業態の業者が存在します。
それぞれの得意分野や特徴を正しく把握することが、優良業者を見つけるための第一歩です。
以下では、外壁塗装業者の主な業態4種を取り上げ、それぞれの特徴をご紹介します。
ハウスメーカー
「ハウスメーカー」とは、自社で住宅を建築し、全国規模の営業基盤を持つような大手企業を意味します。
テレビCMや新聞広告などで積極的なプロモーションを展開するハウスメーカーも多く、高い知名度を誇る業態です。
ハウスメーカーに依頼するメリットとしては、質の高い作業を期待できるケースが多いことが挙げられます。
長期保証制度などハウスメーカー独自のアフターケア体制を持つ場合も多く、外壁塗装に関して知識の浅い人でも、契約時に不安を感じにくい業態です。
ただし、ハウスメーカーは一般的に、下請け専門業者に実際の作業を任せる傾向があります。
ハウスメーカーは多くの下請け専門業者を抱えていることが多く、危機管理体制や作業の質が不均衡である可能性は否めません。
ハウスメーカー自身が受け取る中間手数料と、下請け専門業者の作業料の両方が発生するため、見積り価格は比較的高いことが特徴です。
工務店
工務店は、市内や県内といった狭い範囲を主な営業基盤と考え、地域密着スタイルの経営を行う業態です。
ハウスメーカーと比較して、きめ細かなプランニングを期待できるケースが多く、予算に関する相談にも比較的柔軟に対応してくれる会社が多いです。
ただし、工務店もまたハウスメーカーと同じで、実際の作業を下請け専門業者に任せることがあります。
工務店に対する中間手数料が見積価格に上乗せされると、コストがかさむ可能性もあることは抑えておきましょう。
リフォーム業者
リフォーム業者の中には、外壁塗装などメンテナンス関係の仕事を請け負う業者も存在します。
外壁塗装業者からリフォーム業者に転換することもあるため、相談先選びを正しく行うことで、専門業者と双璧の作業が期待できます。
またリフォーム業者のなかには、外壁塗装以外の分野に関する専門知識を持つケースがあることも少なくありません。
業者によっては「外壁塗装と同時に一括で内装の改修も受け、大幅なイメージチェンジを図りたい」といった要望に対応することも可能です。
ただし、リフォーム業者の中には外壁塗装に関する知識が浅く、作業の質に不安を感じる業者が少なからず存在することも事実です。
リフォーム業者の専門分野をあらかじめ確認しておくようにしましょう。
塗装専門業者
塗装専門業者は、地域密着経営スタイルの営業を行い、地元の人からの信頼を集める業者です。
塗装指導員や一級塗装技能士といった技術を持ち、専門資格を保有する職人を抱える業者が目立ち、プロによる作業を受けられる可能性が高い業態といえます。
また、自社の職人が作業を担当する場合、中間手数料が発生することなく、外注業者を入れる業態と比較して低コストで済む点もポイントです。
自社職人での作業の場合技術に偏りがなく安定した質で依頼できることも嬉しいです。
ただし、一部の塗装専門業者の中には、詐欺まがいの行為を働いたり、質の低い作業を行ったりする業者も存在することも事実です。
外壁塗装業者選びのポイントをしっかり踏まえ、信頼できる相談先を選びましょう。
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外壁塗装業者選びのポイント・注意点
▲不親切な見積書には注意しましょう
外壁塗装を切り口とした詐欺まがいの行為や揉め事は、しばしば起こり得るトラブルです。
無条件に相手を信じることは避け、悪質業者を見分けるポイントを理解し、自分の身を守りましょう。
たとえば、以下のような傾向が見られたら、警戒すべきかもしれません。
・外壁診断結果をもとに過剰な不安をあおり、契約を促す。
・必要以上に契約を急かし、家族や友人に相談する時間を与えない。
・「足場代は無料で構わない」など適当な理由をつけ、過剰な値引きに対応する。
1つの目安として、10万円以上の値引き提案を行うことは、悪質業者である可能性が高いでしょう。
そもそもの見積書の信頼度が低く、極端な値引きに対応しても外壁塗装業者に利益の残る計算であるからこそ、費用が格安になる傾向があります。
なお、サービスの一貫として大幅な値引きをしたり、外壁の劣化が深刻であったりするケースも中にはあります。
上記のようなサインが見られる業者は、必ずしも悪質業者というわけではありませんが不安に感じた場合には他の業者の意見を聞いてみましょう。
外壁塗装工事は決して安い工事ではなく、家族の安全にも関わります。あくまで自分の身を守るための予備知識として捉え、リスクヘッジを徹底しましょう。
外壁塗装の優良業者を見つけるポイントは?選び方のコツを解説
▲弊社の職人に業者選びのコツを伺ってきました!
信頼できる外壁塗装業者を見つけるためには、いくつかのポイントが存在します。
選び方のコツを踏まえて検討することにより、大きな失敗を防ぎ、適正価格で高品質な塗装工事を受けることが可能です。
以下では、外壁塗装の優良業者を見つけるためのポイントについてご紹介します。
相見積もりは基本!複数の塗装業者の見積書を確認する
最も大切なポイントは、複数の塗装業者に声を掛けて、相見積もりをとることです。
最低でも3社程度に声を掛け、価格やサービス、作業内容を比較しましょう。
相見積もりをとるメリットは、主に以下の3点があります。
・外壁の状態や必要な作業に関する知識が深まる。
・見積価格を見比べることにより、費用の相場を推測できる。
・複数の業者の意見を聞けるため、客観的な判断が行いやすい。
見積価格はもちろんのこと、作業内容や担当者の意見を比較し、安心して契約できる外壁塗装業者を探すことが大切です。
見積書に不安を感じる内容があれば、担当者に確認し、必ず不透明な点をなくしてから契約を結びましょう。
金額はもちろんですが、担当してくれるスタッフの人柄なども見て、自分が安心して任せられる会社を選ぶようにしましょう。
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施工実績を確認する
次に、信頼度の高い施行実績を確認することです。
多くの外壁塗装業者の公式ホームページには、「お客さまの声」「事例紹介」といった名称で、施行実績が掲載されています。
施行実績が見られることはもちろん、各工程の写真や動画を含む具体的な内容であることが、優良業者の特徴です。
たとえば、「お客さまの声」が文章のみの内容であった場合、ねつ造した可能性も否定できません。
お客さまの笑顔の写真や、文章のみの内容である場合も同様です。
一方、各工程の写真や動画をねつ造することは難しく、信頼度の高い情報だと判断できます。
また、各工程の写真や動画を掲載する行為自体が、「自分たちの仕事ぶりは、多くの人から見られても恥ずかしくない」といった自信の裏付けだといえます。
誇りを持って仕事をこなす職人が在籍する業者は、優良業者である可能性が高いといえるでしょう。
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保証内容やアフターフォローの充実度をチェックする
充実した保証によるアフターフォローを受けられることも、優良業者の特徴です。
しかし、「保証制度がつくため安心」といった安易な判断は、万一の際に期待通りのサービスを受けられないリスクがあります。
一口に保証制度といっても、その実態は業者によってさまざまで、受けられるサービス内容が異なります。
外壁塗装の保証制度には、主に以下のようなものがあります。
自社保証 | 外壁塗装業者が独自に運営する制度です。保証期間中に外壁塗装業者が倒産すると、アフターフォローを受けることができません。 |
第三者保証 | 外壁塗装業者の加盟する組合・団体が運営する制度です。外壁塗装業者が倒産しても、組合や団体によるアフターフォローを受けられることがあります。保証期間や内容は加盟組合・団体によって異なるため、契約前の確認は重要です。 |
塗料メーカーによる保証 | 一部の塗料メーカーが運営する制度です。対象地域や対象塗料の種類などの条件が厳しく、一戸建ての外壁塗装で適用されることは少ない傾向があります。 |
いずれの保証制度にしても、「どのようなトラブルに対し、どのようなアフターフォローを行うか」といった部分が大切です。
対象外とされるトラブルが多かったり、対象部位が限定的であったりする内容では、たとえ長期間の保証でも十分に機能しません。
保証の充実度合いを正しく把握し、本当の意味での優良業者を見つけましょう。
職人・スタッフの実績や資格、許可証の有無を確認する
外壁塗装業者の開業には、特別な免許・資格を要しません。
ただし、高度な技能や実務経験の豊富さを証明する資格、大規模な工事を行うための許可証は存在します。
たとえば、塗装技能士です。塗装技能士特級や1級・2級の取得には、一定の実務経験と塗装に関する高度な知識を要します。
塗装工事業許可を受けた塗装業者は、国もしくは自治体による資産状況や業務履歴などの審査に通過した業者です。
塗装工事業許可を受けるためには、「営業所ごとに専任技術者がいること」「経営に関する知識豊富な責任者がいること」など、いくつかの条件を満たすことも要求されます。
塗装技能士にしても塗装工事業許可にしても、容易に取得できるものではないため、信頼度を図るための基準となります。
外壁塗装業者の公式ホームページにて、免許・資格に関する記載があるかどうかを調べ、優良業者を絞り込んでいくのも1つの手でしょう。
見積もりや商談の対応もチェック
外壁塗装の優良業者を見つけるためには、自分自身と相性がよく、丁寧な対応を行う担当者のいる業者を探すことも大切です。
最初の問い合わせから契約までには、担当者と対面し、商談する機会を設けることが多くあります。
商談中に専門用語を頻繁に使用する担当者や、疑問に対する明確な回答をくれない担当者などがいる業者は、選ばない方が無難です。
塗装業者にとって都合のよい内容のみを強調し、デメリットやリスクの説明を避ける担当者も、注意を要する対象でしょう。
優良業者における担当者は、塗料の選択や作業の進め方について相談する際、メリット・デメリットの両方を正直に話してくれます。
外壁塗装業者にとってネガティブな情報も包み隠さず、率直な話ができる担当者のいる業者を選び、継続的な付き合いを行うようにしましょう。
地域の口コミや知人からの紹介を頼りにする手も
工務店や塗装専門業者といった地元企業の中から優良業者を探す際は、知人の紹介を受ける方法もあります。
知人の紹介を受けることが難しい場合は、外壁塗装業者の名前を聞き、自分自身で問い合わせを行うのもよいでしょう。
地元の人の評価が高く、よい口コミを数多く耳にする工務店・塗装専門業者は、相談先として信頼に値します。
反対に、「安全対策に不安を感じる」「親身なアドバイスをもらえない」といったネガティブな口コミが目立つ場合は、信頼度を疑った方が賢明だといえるでしょう。
費用や施工内容など、要望に合う塗装業者を選ぶことが大切
最後に、外壁塗装の優良業者と思しき相談先が複数見つかり、最終的な契約先に迷った場合の考え方について解説します。
契約先の絞り込みに迷った場合は、自分自身の「こだわりたい要素」を明確化し、需要を満たす外壁塗装業者を選択する方法がおすすめです。
たとえば「現在とは異なる色味やデザインを採用し、大幅なイメージチェンジを図りたい」といった要望を持つ人は、デザイン力に定評のある外壁塗装業者が理想的だといえます。
「外壁・屋根の塗装を同時に受けたい」といった要望の場合は、外壁・屋根の両方に精通する塗装業者が理想的です。
外壁塗装業者の専門分野はさまざまなので、自分自身にとって望ましい契約先を根気強く探しましょう。
安易に契約先を決めることは避け、十分な時間をかけ、優良業者の絞り込みを進めることが重要です。
外壁塗装の優良業者の見つけ方について、ご紹介しました。
なお、外壁塗装業者によっては、国や自治体からの助成金・補助金を活用できないケースがあります。
助成金・補助金の活用を前提として外壁塗装業者探しを進める場合は、事前によく確認し、なるべく損のない方法を選択できるよう努めましょう。
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