【2024年版】屋根塗装の坪ごとの費用相場|見積もりが適正価格か確認しよう

【2024年版】屋根塗装の坪ごとの費用相場|見積もりが適正価格か確認しようイメージ
屋根塗装の費用相場を、坪数や塗料の種類ごとに解説します。スレート、トタン、コンクリート瓦など、屋根材の種類にも触れながら費用目安を紹介しています。より正確な屋根リフォームの費用を知りたい人や、見積もりが適正価格か確認したい人は参考にしてください。
目次

屋根の塗装リフォームは、塗料の種類、施工面積、住宅の状態などで大きく費用が変わります。
「業者に出してもらった見積もりは本当に正しい?」「今現在住んでいる住宅の面積だと塗装費用はいくらになる?」などで悩んでいる人は多いでしょう。

当記事では、屋根塗装にかかる費用を坪ごとに紹介します。
スレート屋根、トタン屋根など、屋根の種類にも着目して解説しているので、より詳しい屋根リフォームの費用を知りたい人はぜひ参考にしてください。

【屋根材別】屋根塗装の費用相場

屋根塗装は、塗装の種類によって費用が大きく変わります。
ここでは現在よく使用されているウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の3種類について、費用相場を紹介します。
(足場代、下地処理、洗浄、養生代などは含みません。3桁以下四捨五入)

スレート屋根

スレート屋根とは、セメントを薄く伸ばして加工した屋根材のことでコロニアルやカラーベストといった商品名で呼ばれることも多いです。
最近の戸建住宅では、最もよく使用されており、平らな板を貼り合わせた金属以外の屋根であれば、スレート屋根の可能性が高いといえます。
スレート屋根は軽くて耐震性が高く、カラーバリエーションも豊富です。
設置やメンテナンス費用が安いため人気の屋根材です。

・スレート屋根の費用相場
ウレタン塗料:1,500~2,000円/m2
シリコン塗料:1,800~2,500円/m2
フッ素塗料:3,300~4,500円/m2

坪数 ウレタン塗料 シリコン塗料 フッ素塗料
10坪 7~9万円 8~12万円 15万〜21万円
20坪 14万~19万円 17万〜23万円 31万〜42万円
30坪 21万~28万円 25万〜35万円 46万〜63万円
40坪 28万~37万円 33万〜46万円 61万〜83万円
50坪 35万〜46万円 42万〜58万円 76万〜104万円
60坪 42万〜56万円 50万〜70万円 92万〜125万円
70坪 49万〜65万円 58万〜81万円 107万〜146万円
80坪 56万〜74万円 67万〜93万円 122万〜167万円
90坪 65万〜90万円 80万〜115万円 150万〜200万円
100坪 70万〜83万円 83万〜116万円 152万〜209万円

セメント瓦

セメント瓦とは、セメントや川砂などを混ぜたモルタルを、瓦型に成形した屋根材です。
陶器瓦よりも価格が安く施工も簡単なことから、かつては多くの住宅で使用されていました。
セメントは、耐火性に優れています。
主成分がセメントのため、長く使うためには定期的な塗装が必須です。
10年に1度ほどを目安に、必ずメンテナンスを行いましょう。

・セメント瓦の費用相場
ウレタン塗料:1,500~2,000円/m2
シリコン塗料:2,300~2,500円/m2
フッ素塗料:3,100~3,500円/m2

坪数 ウレタン塗料 シリコン塗料 フッ素塗料
10坪 7~9万円 11万~12万円 14万~16万円
20坪 17万~19万円 21万~23万円 29万~32万円
30坪 25万~28万円 32万~35万円 43万~39万円
40坪 25万〜37万円 43万〜46万円 57万〜70万円
50坪 45万〜50万円 55万〜58万円 72万〜81万円
60坪 50万〜56万円 64万〜70万円 86万〜97万円
70坪 58万〜65万円 70万〜81万円 107万〜114万円
80坪 67万〜74万円 85万〜93万円 115万〜130万円
90坪 75万〜83万円 96万〜104万円 130万〜146万円
100坪 83万〜93万円 107万〜116万円 144万〜162万円

トタン屋根

トタン屋根は、戦後の高度経済成長期に流行した金属屋根です。
薄い鋼板に亜鉛加工を施したトタン板を使用しており、住宅だけではなく工場、倉庫などにもよく見られます。
屋根材の性質が向上した現在の新築ではあまり用いられない屋根材ですが、古い住宅では今でも使われています。
ガルバリウム鋼版を使用した屋根と見分けがつきにくいこともあるので、注意しましょう。

・トタン屋根の費用相場
ウレタン塗料:1,800~2000円/m2
シリコン塗料:1,800~2,200円/m2
フッ素塗料:3,300~4,500円/m2

坪数 ウレタン塗料 シリコン塗料 フッ素塗料
10坪 8~9万円 8~10万円 15万〜21万円
20坪 17万~19万円 17万~20万円 31万〜42万円
30坪 25万~28万円 25万~31万円 46万〜63万円
40坪 33万〜37万円 33万〜41万円 61万〜83万円
50坪 42万〜46万円 42万〜51万円 76万〜104万円
60坪 50万〜56万円 50万〜61万円 92万〜125万円
70坪 58万〜65万円 58万〜71万円 107万〜146万円
80坪 67万〜74万円 67万〜82万円 122万〜167万円
90坪 75万〜83万円 75万〜92万円 138万〜188万円
100坪 83万〜93万円 83万〜102万円 153万〜209万円

その他の費用

塗装費の内訳は材料費や人件費が主で、清掃代、ゴミ廃棄代、足場代、諸経費などの費用は別途必要です。
足場の費用相場は700〜950円/掛m2ほどで、一般的な住宅だと20万円前後が目安です。
話を聞くと足場代無料を売り文句にしている業者もいますが、その分をほかの費用に上乗せしていたり、施工がずさんな悪徳業者もいたりする場合もあるため注意しましょう。家は一生物なので、長持ちするように施工するのが一番の節約です。金額以上に安心して任せられる業者なのかを考えてください。

足場を覆う養生シート費用相場は、およそ350〜450円/掛m2
近隣の家を汚してしまったり、不要な箇所に塗料が飛び散ってしまったりするのを防ぐためにも、養生は必ず行いましょう

覚えておきたい単価が変わる要因

屋根塗装において、費用が変わるのはどのような時でしょうか。屋根の面積、勾配といった住宅の状態に着目して紹介します。

屋根の数・面積

費用を左右するポイントの1つは、屋根の数・面積です。
屋根の面積を測る方法は、主に「メジャーなどで計測する」「図面から計算する」「計算式から求める」の3つが挙げられます。
より正確な数値を知りたい時はメジャーを、計測が困難な時は図面を用いるとよいでしょう。

おおまかな塗装面積や費用を知りたい時は、計算式を使用しましょう。
坪数に3.31を掛ければ、だいたいの屋根面積(㎡)がわかります

<計算式の例>
シリコン塗装:2,500円/m2
坪数:30坪
30坪 x 3.31 = 99.3m2
面積99.3m2 ×シリコン塗装の平米単価2,500円 = 248,250円

屋根の勾配

見落としがちなのが、屋根の勾配です。
同じ坪数の住宅でも、屋根の勾配が大きいほど塗装する面積は広いため、費用は膨らみます。
また、屋根に職人が乗って作業できない場合は、追加の足場代が必要なこともあります。
自宅の屋根がどの程度の勾配なのかを事前に把握しておくと、予算の見通しがつきやすいでしょう。

また、業者の拠点から工事場所が遠すぎても、別途で出張費用がかかります。
予算を抑えたい人は、自宅から近い業者に依頼するのがおすすめです。

\無料で実際のお住まいをみて見積もりを作成!/

現地診断見積もりを依頼する

屋根塗装を検討すべき劣化のサイン

ここでは、屋根リフォームを行うべき劣化のサインを紹介します。
これらのトラブルが見られたら、そろそろ屋根塗装を検討したほうが良いでしょう。

塗装の時期がわかるセルフチェック表

すべての屋根材トラブルで、塗装が必要なわけではありません。
屋根材の交換や追加などで済む場合もあるので、どの不具合で塗装が必要なのか、きちんと見極めることが大切です。

・屋根材のズレ
屋根材が元々の位置から大きくズレている場合には、塗装よりも屋根の修繕が必要なケースもあります。
しかし、部分的なズレであれば、屋根材の交換や部分的な修理だけで済むでしょう。

・屋根材のひび割れ
屋根材のひび割れは、小規模であれば塗装は必要ありません。こちらも屋根材の交換を行いましょう。

・強風・台風で屋根材が飛んだ
天災などで屋根材がなくなってしまった時には、屋根材の追加や交換、場合によっては清掃などを行います。
こちらも塗膜の劣化がなければ塗装の必要はありません。

・雨漏り
雨漏りの原因は多岐にわたるため、塗装以外の作業が必要となるケースも多くあります。
雨漏りが原因で屋根の下地が腐食しているなら葺き替え工事を、特定の箇所のみ劣化している場合は部分的な修復作業を行うなど、状況によってさまざまです。
雨漏りは細かく点検をしなければ原因の特定は難しいため専門業者に依頼して点検してもらうのがおすすめです。

・築20年以上経過
塗料の寿命は、おおよそ10〜15年です。
築20年以上の住宅は、塗装が剥がれていたり、塗料の機能性などが低下していたりする可能性があります。
屋根塗装はもちろん、場合によっては野地板など下地材の交換なども検討しましょう

\お家の状態が一目でわかる報告書を作成/

無料点検を申し込む

屋根修理の費用を安く抑えるコツ

屋根リフォームの費用は、屋根・塗料の種類、住宅の状況、施工面積などによって幅があります。
ここでは、塗料の種類に着目して、なるべくお得に屋根塗装を行うコツをまとめました。

長期的に見ると金額が高い塗料のほうがお得

屋根リフォーム費用を安く抑えるコツは、樹脂の耐久性に注目することです。
耐用年数が長い塗料なら、メンテナンスや塗り替えが少なく済むので、長期的に見るとコストパフォーマンスがよいのです。

・アクリル塗料
アクリル塗料は単価が最も安い塗料で、1m2あたり1,500円前後です。
しかし、耐用年数は4年前後と短く、頻繁に塗り替えが必要です。
紫外線に弱く、現在の屋根塗装にはあまり使用されていないのが現状です。

・ウレタン塗料
アクリルの次に安いのがウレタン塗料。
1m2あたり1,800円前後が相場で、耐用年数は8年ほどです。
初期費用は安く済みますが、他の塗料と比較して耐候性が低いデメリットもあります。

・シリコン塗料
今1番普及している人気塗料がシリコン塗料です。
1m2あたり2,500〜3,500円前後で耐用年数は10〜15年ほどです。
費用と耐久性のバランスがよく、コストパフォーマンスに優れた商品です。

・フッ素塗料
フッ素塗料は、高い耐久性で人気のハイグレード塗料です。
1m2あたり約4,000〜5,000円とやや高額ですが、耐用年数は15〜20年ほどで、長期間塗り替えが必要ありません。
屋根材をしっかりと保護してくれるのでメンテナンス回数が少なく済むのも利点です。

・無期塗料
無機塗料は、フッ素塗料よりも高い耐久性を持つ塗料です。
1m2あたり4,500〜5,000円前後で、耐用年数は約20〜25年です。
塗料に鉱物、ガラス、レンガなどの無機物を混ぜているため不燃性がもち、万が一の火事でも燃えにくいのが特徴です。

上記の塗料説明を一見するとアクリル塗料がお得なように見えますが、短いスパンで塗り替える必要があるため、追加費用が膨らみます。足場の仮設費用は屋根塗装を施工する度に必要なので、長い目でみると、耐久性が高いフッ素塗料などのほうが結果的にお得なケースが多いです。

塗料は地域の気候によってもおすすめのものがあるので費用を少しでも抑えたい方は弊社スタッフまでご相談ください。

屋根塗装・外壁塗装は一緒に行うのがお得

屋根や外壁といった外まわりの工事で、高額になりやすいのが足場代です。
1回の足場設置で20万円ほど費用がかかるため、屋根・外壁のどちらか片方だけの工事で済ませてしまうと、長期的視点ではかえって費用がかかるでしょう。

屋根塗装と外壁塗装は同じタイミングで行うと、足場を組むのも1回で済むため、結果的に工事金額を抑えられます。
しかし、足場代を節約したいからといって、安全性の低い単管足場で済ませたり、足場費用無料の業者に依頼したりすると、後からトラブルになることもあります。
無理なコストカットは避け、費用相場の範囲内で慎重に行いましょう。

複数の業者に見積もりを依頼

塗装業者選びは、屋根リフォームの仕上がりを左右する大切なポイントです。
2〜3社を目安に、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」を行いましょう。
同じ条件で見積もりを依頼し、値段の安い業者に依頼すれば、効率よくリフォーム費用を削減できます。

相見積もりは、費用を抑えるだけでなく、優良な業者を見極める効果もあります。
打ち合わせ時の対応や雰囲気をチェックし、信頼できると感じた業者に依頼するのもおすすめです。
また、値段が安すぎると正確な工事をしてもらえないこともあるので、見積書の正確性も必ず確認しましょう

\30秒で簡単算出!家のサイズを入力して金額を確認!/

今すぐ金額をシミュレーションする

住宅リフォーム支援制度を活用

各都道府県や市区町村などの地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度が屋根塗装で適用される場合があります。
住宅リフォーム支援制度は各都道府県や各市区町村によって異なります。
また、地方公共団体によっては年度で制度の内容が異なるケースもあります。
適用条件を事前に確認し、利用できる場合は積極的に利用すると良いでしょう。

火災保険が適用される場合も

「火災保険で屋根塗装?」と思われた方もいるかもしれませんが、屋根塗装について火災保険の補償が適用されることがあります。
適用条件は各保険商品の内容によって異なりますが、火災や自然災害などが含まれることが多いです。
屋根塗装の前に、まずは火災保険の加入有無や補償内容を確認して、利用できる場合は検討してみても良いかもしれません。

知って得する屋根塗料の知識

屋根リフォームの塗料はさまざまなものがあり、機能性に特化した商品などもあります。
ここでは、工事を行う前に知っておきたい屋根塗料の知識をまとめました。

遮熱塗料で夏も快適に

「夏は部屋が暑くなりやすい」「冷房代を節約したい」という人は、遮熱機能のある塗料を選ぶとよいでしょう。
遮熱とは、太陽の熱を跳ね返して、建物の表面温度を下げることで、室温を上がりにくくする機能です。

ほかの塗料に比べて値段は高額ですが、自治体によってはヒートアイランド対策の助成金が活用できることもあります。
工事内容や補助額などの条件は自治体によって違うので、ぜひお住まいの地域のホームページなどで確認してみてください。

スレート屋根の塗装は「タスペーサー」が必須

住宅がスレート屋根の場合は、タスペーサーと呼ばれる部材で屋根と屋根の間に隙間を作る必要があります。
水の流れを確保して屋根材が腐食するのを防ぐため、多くのスレート屋根で行われる作業です。

したがって、スレート屋根塗装の見積書には、タスペーサーの設置費用が記載されているはずです。
見積書を提示されたら、費用に含まれているかどうか確認しましょう

屋根リフォームは、屋根の種類、使用する塗料、住宅の状態、屋根の面積などによって費用はさまざまです。
提示された見積もりが適切かどうか、判断が難しい人も多いでしょう。
最初から1社に絞るのではなく、複数の業者に相見積もりを依頼すれば、適正価格がわかるはずです。
見積書や担当者の雰囲気などを比較し、自分に合った信頼できる塗装業者を見つけてください。

屋根塗装の人気色とは

屋根を塗装すると決めるまでは良いのですが、最初に迷いやすいポイントが「屋根の色」です。
人気のある屋根色は「スチールグレー」「アイボリーブラック」「スレートグリーン」「トーブ」など、ダークトーンで汚れが目立ちにくい色となっています。
あまり聞きなじみがない色かもしれませんが、ぜひサンプル色などを確認する際の参考にしてみてください。

屋根の色を決めるときには外壁などとの調和も考慮した方が失敗が少ないため、全体を見て選択することをおすすめします。
地域によっては景観ガイドラインが定められていて住まいの色彩に規制がある場合もあるので注意しましょう。

屋根塗装はDIYできる?

「業者に頼む費用がもったいない」「塗るだけなら自分でもできるのでは?」と、屋根塗装のDIYを考える方もいらっしゃると思います。
屋根塗装は、高所作業でプロでも事故が起きる可能性がある危険で難しい作業であり、作業靴や安全ベルト、ヘルメットなどを着用し、安全を確保して作業することが必要です。

また、塗装工事には足場が必須となりますが、5mを超える足場を組むためには足場組立て等作業主任者の資格保有が必要です。
落下の危険性はもちろんのこと、工期もかなり長くなり業者の4倍以上の期間が必要と言われています。
さらに、甘い施工で適切な塗装ができないとすぐに塗膜がはがれてしまい、結局業者に依頼してしまうなど、結果的に最初から業者に頼むよりも高くつく場合もあります。 こうしたことから、屋根塗装はDIYよりも専門である塗装業者に任せることをおすすめします。

屋根塗装は信頼できる業者に依頼しよう

屋根は住居を守る大切な役割を担っていますが、雨風や紫外線の影響で外壁よりも劣化しやすいです。
また、状態を見ることが難しいこともあって知らず知らずのうちに劣化が進行しているということもあります。
屋根材や使用塗料などによって異なりますが、屋根にも耐用年数があるため、定期的な点検を実施しましょう。
点検や塗装工事は危険が伴うため、専門業者に点検や見積もりを依頼することをおすすめします。

訪問不要!ご自宅の情報を
入力して今すぐに金額を確認する
見積もり無料
\自動だから24時間365日対応/
必要情報を入力するだけで
すぐに工事費用を算出!
  • まずは概算の見積もりがほしい...
  • 今すぐに料金を確認したい...
  • すぐ施工するわけではないので訪問
    されることに抵抗がある...
  • 忙しくて訪問見積もりの予定が
    合わせづらい...
そんな方でもまずはこちらからご連絡ください! そんな方でもまずはこちらからご連絡ください!
カンタン30秒!入力はこちらから
塗装箇所 必須

塗装箇所を選択して下さい。

延べ床面積 (m²) 必須

外壁のおよその大きさを選択して下さい。

必要項目を埋めて送信するだけ!
有資格スタッフが無料でお宅へ訪問!正確なお見積もりを即日お渡し!
お電話での
ご相談
0120-41-4638
年中無休/受付時間:9:00~19:00
↑