ALC外壁って、どんな外壁?―外壁塗装の“知りたい”①―

2020.04.07 20:19

ALC外壁って、どんな外壁?の写真イメージ

外壁のメンテナンスを考える際、知っておきたいのが「自身の住まいではどんな外壁材を使用しているか?」。外壁の種類によって、塗装を検討する傷みや注意することは違います。今回は、外壁材の中でも“ALC外壁(軽量気泡コンクリート)”について、その特徴と傷みポイントをお話しします。

 

ALC外壁は、軽さと強さが特徴

ALC外壁とは、日本語で“軽量気泡コンクリート”と呼ばれる外壁です。幅606mm、高さ1820mmの板状の外壁材で、中に鉄筋やメッシュが組み込まれているため強度がある上、名前のとおり軽量。強くて軽いことがALC外壁の特徴です。実際に、ALC外壁を使用している住まいを見てみるとズッシリしている印象を受けるのではないでしょうか?通常、板状の外壁材を貼り合わせるタイプの住まいは重厚感がないように見られがちですが、ALC外壁はしっかりとした印象を残すことができます。

ALC外壁の主原料は、硅石・生石灰・セメントです。あらかじめ鉄筋やメッシュを設置した枠組みに原料を流し込み、高温高圧多湿の養生窯で製造されます。ALC独特の軽石のような気泡は、発泡剤を入れることによってつくられます。気泡があることで軽くなりますが鉄筋も組み込まれているため強く、大手ハウスメーカーでも新築用外壁材として使われています。

どんな外壁にも、メリットとデメリットはつきもの。重厚感もあり人気のALC外壁ですがボードには気泡があるため、上から施した塗装の防水機能が切れてしまうと水の浸透が進みやすいのが難点です。防水機能が切れたからといってすぐに部屋の外壁に雨漏りが…!ということはありませんが、ボード内部にある鉄筋やメッシュがサビてしまい、せっかくの強度が弱ってしまいます。軽くて強い外壁材ですが、大敵は水。塗装を検討する際は、特に気を付けて強度が弱まる前に施工してあげないといけません。

 

ALC外壁の症状を見るポイントはどこだろう?

強くて軽いALC外壁ですが、塗装を検討するポイントは上から施されている塗装の種類にもよります。ここではまず、塗装の種類についてご説明します!

■スタッコ/リシン

和風の住まいを想像すると、少しザラっとした質感の塗装です。

塗装の樹脂と一緒に砂状のものが混ざっているのが特徴。新築の際に外壁用として塗装されることが多く、塗装の方法は「吹きつけ塗装」と呼ばれます。光沢はなく、シックな印象をつくりだすことができる外壁用の塗装です。

砂状の原料は固いため劣化すると亀裂が入りやすいのも特徴。劣化してきたサインとして、窓廻りなどの亀裂に注意する必要があります。

■ボンタイル

砂状のザラザラとした質感のスタッコやリシンと違い、表面がつるつるとした光沢のある塗装です。新築より塗り替えの際に使われることが多く、仕上げに塗る塗料によって耐久性が変わります。外壁用塗装の方法はローラーを用いた「手塗り」と、機械を用いた「吹きつけ」があります。近頃では飛散防止のため手塗り塗装が一般的です。

つるつるとしている塗装のため防水機能が発揮されているときは汚れはつきにくいですが、劣化すると光沢がなくなり汚れが付きやすくなってきます。防水機能がなくなった状態を手で触ると、白い粉がつく“チョーキング”と呼ばれる現象が起きます。

では、実際にALC外壁ではどんな症状をチェックしたらいいのか見てみましょう。

■黒ずみ

防水機能がなくなると、外壁に汚れがつきやすくなります。ALC外壁はリシンやスタッコなどの外壁用の塗装がよく用いられるため、ざらざらとした部分には空気中のホコリやゴミなどの汚れが付着してしまいます。

■目地割れ

ALC外壁は板状の外壁材なので、新築時に外壁工事をする際は板と板のつなぎ目をコーキングと呼ばれるゴムのようなものを注入して繋ぎとめます。その上から、スタッコやリシンなどの塗装を施すので、ボードのつなぎ目の上にある塗装が経年劣化によりひび割れを起こすことがあります。

■欠損

「車を駐車していたら、外壁にぶつけてしまい欠けてしまった」というお客様の声と時々お聞きします。欠けている箇所は塗装されておらず、ALC外壁自体がむき出しになっている状態のため、水に弱く、中の鉄筋やメッシュがサビてしまいます。

 

ALC外壁の施工事例集

ALC外壁を使っている住まいで黒ずみや目地割れ、欠損があると塗装を検討するサインです。ここでは、実際に塗装をした住まいをご紹介します。ALC外壁のいいところは、なんといっても重厚感。しっかりした造りだと感じます。

三和ペイントでは、「ALC外壁」の塗装も対応しています。

ALC外壁の症状チェック項目(あなたのお住まいでも確認してみてください)

  • 窓の下や軒天上の下あたりが、黒ずみがあり汚れている。
  • 板と板の間にあるシーリングがひび割れ始めている。
  • ALC外壁の柱や角に欠損が見られる。

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