神戸のシンボルである観光名所へ―神戸支店編―

神戸港のメリケンパーク、ハーバーランドのランドマークであり、展望階からは港町神戸が一望できます。神戸の風景には欠かせないシンボル的存在です。

私は、神戸育ちということもありまして遠い昔幼い頃から家族や友人等と何度となくこの神戸ポートタワーを訪れてきました。三和ペイントに入社してからは、県外からの友人が神戸に遊びに来てくれると観光名所のひとつとして神戸ポートタワーを必ず案内したものです。

今回は、三和ペイント(株)神戸支店の近くにあるシンボル、神戸ポートタワーを取材しました。

日本を代表する神戸港に相応しいランドマーク

1963年に建設された神戸ポートタワーは、神戸港振興協会の初代会長であり、第7代神戸市長であった原口忠次郎氏が神戸港の振興・発展を図るために建設。また日本の経済・産業の発展のための海運・貿易の伸長、そしてその基盤となり重要な役割を担う港湾機能の整備拡張計画が求められる中、日本を代表する神戸港に相応しいランドマークをという想いでつくられたそう。1959年に視察でロッテルダムを訪れた際に見た港を一望できる「ユーロマスト」にヒントを得て着想されました。

例えば東京タワーは観光の為だけでなく電波塔しての役割がありますが、ポートタワーは当初から展望台として作られました。平面的な港の風景の中で、高い展望台を作って港や船を眺められるようにしてはどうだろうという提案を受けて、神戸港振興 協会が建設。場所は、旅客や観光客が最も多く行き交い、一般市民も含めて、神戸港への関心を高めるには絶好の場所であった中突堤が選ばれました。 次に、あの独特な形についてです。設計時、神戸のシンボルになるユニークなタワーとなるようにいろんなデザインが出されました。その結果、日本古来の和太鼓の鼓(つづみ)型をイメージしたデザインで32本のパイプが複雑に組み合わさった、世界初のパイプ構造の観光タワーで日本建築学会作品賞を受賞しています。大震災に備えた強度設計と潮風にも錆びづらい船舶塗料を使うなどの対応から、阪神・淡路大震災をほぼ無傷で乗り越えたそうです。2014年12月には、国の登録有形文化財に登録されました。

神戸ポートタワーのフロアガイド

ポートタワーのパンフレット。展望部には入場料が必要ですが、地上部は無料で入ることができます!

つづいて、ポートタワーの内部についてご紹介します。
神戸ポートタワーは地上部3フロア・展望部5フロアの8層構成です。360度見渡せる展望台からは、港と市街地、六甲山や大阪湾・淡路島まで望むことができます。

展望1F~5Fは有料ゾーンとなります。

展望5Fは、夜には光ファイバー網による星座が天井いっぱいにきらめき、ロマンチックな演出が漂います。

展望4Fは、おみやげ店が併設してありいろいろな「神戸」のグッズやお菓子に出会えます。

また、神戸空港を離発着する飛行機も眺められます。

展望3Fは、360度を20分で床が回るラウンジ「SAKE TARU LOUNGE」で世界一の酒処 灘五郷(なだごごう)の日本酒を堪能できます。

以前は喫茶店だったのですが2018年2月に閉店してしまいました。

360度をゆっくり20分かけて床が回る回転喫茶では、さまざまな景色を見ながら一緒に訪れた友人とこちらでお茶をいただくことが大好きでした。ですので、私にとって回転喫茶の閉店はとてもショックでした。ですが、今回訪ねてみますと回転喫茶からお酒が頂けるラウンジが新しく開店されていました。取材に訪れましたのが日中でしたので、今度は夜に訪れたいなと思いました。ちなみにメニューを見ましたらコーヒーやジュースもありましたので、お酒がダメな方にもおすすめしたいと思います。

展望2Fは、だんだんと小さくなるフロアと窓の角度に双曲面構造であるタワーの形状が感じられます。ここにいると和楽器の鼓を長くしたような双曲面構造の中にいることを実感します。

また、神戸をはじめ各地で活躍されるクリエイターの方々による協力を得て新たな取り組みとういうことで上記写真のようなペイントが描かれておりました。

展望1Fは、人が近づくとセンサーが反応して透明になる強化ガラス製の「スカイウォーク」が2ヶ所設置してあります。地上75mの位置から真下の様子を見ることができます。

足元の絶景にドキドキすることができます。

地上1F~3Fは無料ゾーンとなります。

地上3階は、50年に及ぶ「神戸ポートタワー」の歴史をパネルにて展示されています。地上2階は、展望階へのエレベーターの乗り場です。地上1階は全国のさまざまなタワーがパネルにて展示されています。

神戸ポートタワー改修工事の歴史

ここからは、ポートタワーのメンテナンスについてです!

お住まいは外壁や屋根、そして内装にも点検やメンテナンスが必要なように、ポートタワーにもメンテナンスが必要です。

58年の歴史の中で、どのようなメンテナンスや改修、塗装工事がされていたのか年表を追ってみていきます!

1967年に第2回目の塗装工事。塗装面積1万3,342㎡、塗料約9.4トン使用。総工費870万円。

1972年に第3回目の塗装工事。塗装面積1万3,448㎡、塗料約5.2トン使用。総工費1,750万円。

1977年に第4回目の塗装工事。塗装面積1万8,662㎡、塗料約9.3トン使用。総工費3,000万円。

1983年に第5回目の塗装工事と照明交換工事に着手。塗装面積1万7,196㎡、塗料約9.2トン(181×570缶のウレタン樹脂系塗料)を使用。総工費1億2,757万円。

1992年に全面改修工事着工。第6回目の鋼管パイプフレーム塗装工事、エレベーターシャフトのガラス入れ替え、展望5階の金鋼張りをガラス張りに変更、塔頂部のネオン塔の新替え工事等実施。総工費4億7,000万円。

2001年に内装や床面、トイレなどのリニューアル工事着手。内装の全面改修や地上1階のトイレ全面改修、床面タイルの張り替え等で総工費9,093万円。

2009年には、神戸港振興協会設立50周年事業として、タワーの全面改修工事に着手。17年ぶりの鉄塔の剥離、塗装の塗り替えをはじめ、約7,000個のLEDの取り付けにより新たなライトアップや展望室のリニューアル、バリアフリー化等がなされました。照明の色は白1色から光の三原色(赤・青・緑)にすることにより40種類のイルミネーションの演出が可能となりました。また、展望1階のフロアの一部ガラス化(スカイウォーク)等2010年4月28日にリニューアルオープンしました。総事業費は、約3億3,000万円。

そして昨年2020年12月に神戸市から神戸ポートタワーをリニューアルし屋上部分に展望施設を新設すると発表されました。開業60周年を迎える2023年度の完成を目指し、最上部には「展望歩廊」を設けます。また老朽化が著しい上に、現行の耐震基準を満たしていないため耐震工事を含む改修工事を施します。97m地点にある通路に防護柵を設けるなどして、来場者が自由に行き来できる展望歩廊を整備。低層部分でも高さ12mの4階部分に神戸港を一望できる屋外テラス席を新設し、カフェやレストランなどの利用促進につなげます。

こうやって神戸ポートタワー改修の歴史を見てみると、5年間隔で塗装工事がされています。これは推測なのですが、ポートタワーは海に隣接している為、潮風などの影響で劣化が早いのかもしれません。ただ、神戸の人々のシンボルであり世界に発信する存在として長持ちさせていくために、細かく丁寧にメンテナンスがされている。そう思うと、とっても愛着が湧いてきました。長く大切に守っていくためには、定期的な点検と改修・塗装メンテナンスが必要ですね!(^^)! 神戸ポートタワーからの夜の眺めは、絶景です。特に1000万ドルと言われる夜景は必見です。今から2023年に完成予定のリニューアル後の神戸ポートタワーが待ち遠しいです。

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